兄31歳、4人兄弟の我が家の長男。
昔からわがままでおっかなくていじわるで、子供の頃は大嫌いでした。
今でもしっかり片鱗はあるものの、いい加減多少の兄らしさを身に着け、
なぜか甘え上手にもなった彼はいつの間にか我が家の王様になっていた。
兄と私は顔がよく似ていて(さすがに兄が何人かわからないほど黒くなってからは「似てるね」と言われなくなったけど)、見かけが別にどうってことはない。
そしてわがまま、いじわる、手がかかる。(この辺も似ているのか・・?)
なのになぜかもてるのです。 我ら家族も彼の世話を焼くのです。
兄のわがままを許す、人にそうさせる、何かがあるのでしょうか。
国籍不明な真っ黒な大工の、変なカリスマ性。
でも結婚となると、あの性格じゃあなあ・・と家族は心配していました。
しかし!その兄が晴れて結婚。
去年の春お花見の席で出会い、秋から同棲をしていたお相手と。
彼女は雑貨好きで友達がたくさんいて、落ち着いているけどかわいらしい人。
初めて会ったのは兄と、私と一緒にいた2番目の兄が待ち合わせをした車屋さんで、彼女は誰と会うともどこに行くとも言われずに連れてこられたそうで戸惑っていた。
正直、イメージでもっとギャルっぽかったりすごい年下だったりやたら強そうだったり(私は強そうな女性が苦手)、みんなが躊躇しそうな人を連れてきそうに思っていたのでほっとしました。
と同時に、こんなおっとりした人じゃ兄ちゃんに振り回されてしまいそう・・とも思った。
同棲反対派の母の「同棲するなら結婚すればいいじゃないの」という意見もあったけど、自分が他人と暮らしてうまくやっていけるかわからないからと言っていた兄。
意外にたくましく「蹴られたら蹴り返す」の精神を持った彼女との間に
赤ちゃんができ、結婚が決まりました。
兄の誕生日が近かったのでその日にあわせて入籍。
そして先日、9月24日が結婚式でした。
肌は真っ黒、ロン毛にパーマをかけたライオン頭に髭を生やした兄に
真っ白でちいさく華奢だけど、おなかが膨らみ始めたお嫁さんということで
タキシード似合うのか!?ドレス入るのか!?と不安もありました。
が「デヴィ婦人みたいでしょー?」と笑うお嫁さんは、ドレスはタイトで
夜会巻きのような頭なのでデヴィと言われればデヴィですがとても可憐!
終始とても幸せそうに笑っていました。
そしてタキシードの兄はまるで海賊のようでキャプテンなんとかって感じでした。ある意味似合ってたんでしょうか。
我が家の王様の結婚式。
家族一同親戚一部、皆兄にはいろんな意味で思い入れがあったので
式も感慨深いものがありました。
花嫁のお父さんから花嫁の手を受け継ぐ時、指環の交換、
結婚宣言の黙祷、誓いのキス。
どきどきした。
嬉しかった。
彼らが仲良く、支えあって家庭を築いていくことを祈った。
そしてその家庭を支え見守ること、仲良くしていくことを誓いました。
そして手作りの披露宴。
妹が描いた二人の似(?)顔絵のウェルカムボード。
化粧箱を作る会社をやっている友達作、
型抜きから作った鳩をかたどった席次表。
同じく鳩の席札、名前は花嫁の直筆。
ちなみに席次表の中身は私が作成。 式のときのリングピローも作りました。
お花屋さん歴10年の友達作のブーケ、ブートニア。
親戚代表いとこ同士の握手や、列席者の
出産・新築・婚約なんかを祝ったのもよかった。
みんなの協力の甲斐あって、愛溢れる素敵なパーティになりました。
そして、今回もうひとつよかったのが手紙。
花嫁のお母さんからの手紙で、お嫁さんが生まれた時危険な状態だったこと、
同棲をしたいと言ったときものすごく怒ったお父さんが
お許しをもらいに行ったふたりが帰ったあと「侍みたいだな」と言って
「惚れ込んで」しまったことを知った。
兄からの手紙で、子供ができた事をお嫁さんから打ち明けられたとき
結婚しようと決意するのにまったく迷いがなかったこと、
お嫁さんが伺うように伝えてきたことが
「信用されていないのかな」と思えて悔しかったと知った。
どっちもいい手紙で、披露宴での手紙って微妙そう・・という先入観を覆されました。
心のこもった手紙はいいものだ。
心のこもったものは、言葉も、態度も、場も、いいものだ。
こんなに色々して貰って、愛されて兄もお義姉さんも本当に本当に幸せ者だ。
兄ちゃん②も妹も友達も私も、みんなにしあわせが訪れますよーーーに!!